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ニューヨーク母乳育児サポート
〜国際認定ラクテーションコンサルタント
ニッキー香月のサイト
in New York〜
❤️ 保険適用あり
各サービス〜services
★ 一人一人の輝く尊い命のために
私の日々のメインの仕事は産後の訪問母乳ケアで、アメリカ人、日本人、他様々な人種のお母さんたちを対象にさせていただいています。母乳育児の悩みは人それぞれで、主に、母乳生産量低下、乳頭痛、乳腺炎、乳腺の詰まりなどですが、日本のオンラインサイトでは、母乳育児ライセンスのない方が根拠なく、しかもあたかも正しいかのように書いている情報があまりにも多いように思います。そこで、妊婦さんの母乳育児セミナー、そして産後の訪問母乳ケアを通じて、少しでも多くの方々に正しい母乳育児の知識、実践方法を習得していただき、ストレスなく、のびのびと母乳育児を行っていただきたい思いで日々業務に励んでいます~一人一人の輝く尊い命のために~
★国際認定ラクテーションコンサルタント(IBCLC)は最も信頼できる、母乳育児の専門家です
IBCLC (国際認定ラクテーションコンサルタント=International Board Certified Lactation Consultant) の発祥地はアメリカで、現在では日本でも小児科医なども含め現在800人以上、世界90カ国で25000人以上のIBCLCがいます。IBCLCは、母乳が出るメカニズムや赤ちゃんが飲みとる仕組みの深い知識を持ち、科学的根拠に基づきお母さんと赤ちゃんをアセスメントするだけでなく、皆さん一人一人の状況にあった細やかなケア、サポートをします。そして、お母さんの気持ちを大切にし尊重する支援をしている最も信頼できる、確立された母乳育児の資格を持つ専門家です。
★ニューヨーク(アメリカ)で母乳ケア・サポートを行うには、母乳育児専門のライセンス(IBCLC, CLC) が必要です→NYLCAサイトを参照
ニューヨークでは、私を含め、IBCLCの資格を持つ人たちが、産後自宅訪問母乳ケア、病院での産後の母乳ケアなどを通じて、お母さんたちが安心して母乳育児ができるよう、ケア、サポートを行っています。そして、産婦人科医や小児科医とも連携して、個々の母乳育児のケースについて話し合う、チーム医療従事者でもあります。 IBCLCのサイトはこちら(日本語): http://iblce.org/flags/japanese/
私の日々のメインの仕事は産後の訪問母乳ケアで、アメリカ人、日本人、他様々な人種のお母さんたちを対象にさせていただいています。母乳育児の悩みは人それぞれで、主に、母乳生産量低下、乳頭痛、乳腺炎、乳腺の詰まりなどですが、日本のオンラインサイトでは、母乳育児ライセンスのない方が根拠なく、しかもあたかも正しいかのように書いている情報があまりにも多いように思います。そこで、妊婦さんの母乳育児セミナー、そして産後の訪問母乳ケアを通じて、少しでも多くの方々に正しい母乳育児の知識、実践方法を習得していただき、ストレスなく、のびのびと母乳育児を行っていただきたい思いで日々業務に励んでいます~一人一人の輝く尊い命のために~
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IBCLC (国際認定ラクテーションコンサルタント=International Board Certified Lactation Consultant) の発祥地はアメリカで、現在では日本でも小児科医なども含め現在800人以上、世界90カ国で25000人以上のIBCLCがいます。IBCLCは、母乳が出るメカニズムや赤ちゃんが飲みとる仕組みの深い知識を持ち、科学的根拠に基づきお母さんと赤ちゃんをアセスメントするだけでなく、皆さん一人一人の状況にあった細やかなケア、サポートをします。そして、お母さんの気持ちを大切にし尊重する支援をしている最も信頼できる、確立された母乳育児の資格を持つ専門家です。
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不安解消😉母乳育児、離乳食、食育に関する豆知識 by ニューヨーク母乳育児サポート
*定期的に更新しています
🤱 抱っこは親子の最高のふれあい- holding a baby is one of the great attachments
「オムツも換えたばかり、おっぱいもさっきあげた、そして眠そうにしている感じでもないのに、うちの子どうしてぐずっているのかしら? 抱っこしようかな、でも抱きぐせがつくといけないし、、、、、一体どうしたらいいのかしら」きっとこのシチュエーションに身に覚えのあるお母さんは意外に多いと思います。
日本でもアメリカでも、抱きぐせがつくから赤ちゃんが泣いても抱きあげずに泣かせておく方がよい、と言われていた時代もありました。しかし、今では抱っこしてあげることに多くのベネフィットがあることが証明されています。
赤ちゃんは、まだお話しができないので、機嫌が悪い時などは泣くことで自分の不快な感情を人に伝えようとします。そして、親御さんはそれにその都度応えていくことで、親子の愛情が深まり、次第に信頼関係が生まれ、情緒の安定した子供へと育っていきます。
また、抱っこしてあげることにより、スキンシップがはかられ、お母さんの体内で「オキシトシン」という母乳ホルモンが上昇し、さらに母乳育児が軌道に乗ってくれることにもつながるのです。
🤱オムツ交換と母乳育児
妊娠、出産を経て、引き続きノンストップで、育児というステージが待っていますよね。その中で、皆さん赤ちゃんのオムツ交換にも毎日昼も夜も相当の時間を費やされていることと思います。
生まれたての赤ちゃんは、それほどおしっこ、うんちをしませんが、日に日にオムツ交換の回数は増えていきます。
夜間は、お母さんもお父さんも少しでも休みたい、寝たい、と思っていらっしゃると思いますが、お子さんのオムツが濡れているかどうか、頻繁に起きてチェックされている方たちも多く見受けられます。
ただ、一般的には、母乳のみで育っている赤ちゃんには、オムツかぶれが起こる割合が少ないと言われています。その一番の理由としてお母さんからもらう母乳そのものは、消化・吸収がいいということが挙げられます。
ですから、赤ちゃんが濡れたおむつに敏感になっていたり、おしっこやうんちがオムツからはみ出そうになっている時以外は、お父さん、お母さんもすぐに換えなければと焦らずに、濡れてからしばらく時間を置いても大丈夫です。
🤱帝王切開後の授乳ポジション-nursing position after C-section
帝王切開で出産された場合、特に最初の2-3週間は傷口に強い痛みを伴うことが多々あり、母乳育児がストレスに感じたり、毎回授乳タイムが来ることを恐怖に感じたりすることさえあります。そういった場合に適した授乳ポジションの一つに「フットボール抱き(脇抱き)」が挙げられます。
フットボール抱きとは、名前の通りフットボールを脇で抱えるように、お子さんを抱いて授乳する方法です。通常の横抱きや交差抱きと違い、フットボール抱きは、授乳の際に赤ちゃんがお母さんのお腹を圧迫しないため、痛みが軽減します。
その際、授乳する乳房とは反対側の手で授乳する乳房を支えて、授乳する側の手で赤ちゃんの首と体をしっかり支えます。また、赤ちゃんの体と頭がお母さんの方に向いているかどうかも確認しましょう。
そして帝王切開でも傷口の痛みがあまり気にならなかったり、また傷口の痛みが徐々に和らいできたら、交差抱きなどのポジションも試してみましょう。
🤱 Every drop counts
英語の「Every drop counts」という表現は、母乳育児でよく使われ、「母乳一滴一滴が健康に通じる薬で、価値がある」というような意味合いに相当します。特に生まれて間もない赤ちゃんには、一滴一滴の母乳を飲ませてあげることは、様々な感染症から体を守ったり、これから発育していく上でとても大切です。
ちなみに母乳一滴中には、なんと約1ミリオン(100万個)もの白血球が含まれています。そして初乳(生後間もない間に出る母乳)には成乳(初乳が出終わってからの母乳)よりもさらに多くの数の白血球が存在します。その中でもマクロファージと呼ばれる白血球の一種は、細菌やウィルスを食べてくれ、赤ちゃんの体が炎症を起こした際に、抗炎症作用を発揮してくれます。
搾乳しても数滴しか出なかったということで、せっかく搾乳した母乳を捨ててしまうお母さんたちをたまにお見かけしますが、本当にもったいないことですよね。一滴でも多くの母乳を、赤ちゃんの口に含ませてあげることが、今後の赤ちゃんの健やかな成長につながります。
👶食事中の赤ちゃんの表情- babies’ facial expressions during solid food feeding
せっかく作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれなかったり、困った表情をされたりすると、心配になったり焦ったりしてしまいがちですよね。
ある研究プロジェクトで、面白い実験が行われました(Forestell and Mennella 2007)。それぞれの赤ちゃんに、初めてあげるグリーンピースを、食べきってもらうまでか、3度拒否されるまで、毎日8日間続けてあげてもらいました。実験の8日間、最初から順調に食べきった赤ちゃんも、途中拒否していた赤ちゃんも皆同じように、眉をひそめたり、目を細めたり、鼻にしわを寄せていたそうですが、8日後にはどの赤ちゃんも初日の約3倍の量のグリーンピースを食べられるようになったそうです。
この実験からもわかるように、食事中のベイビーの表情や、一回のトライだけでは、その子が本当にその食べ物を嫌いなのかは、決められないということですね。お子さんにいろんな食品を食べてもらうようになるには、やはりご両親が焦らず、強制せず、そして長い目で見てあきらめないことが大切ですね。
🤱母乳育児中に生理がきたら?menstruation during breastfeeding
授乳継続中に思いがけず突然生理がくることはよくあります。そんな時、ほとんどのお母さんたちはさぞびっくりされることでしょう。私のところにも既存のクライアントさんたちから、「突然生理がきてしまいました。授乳が順調だと思っていたのにとてもショックです。」というようなご連絡をいただくこともたびたびあります。授乳継続期間中って、心配の連続ですよね。
授乳期間中に生理がくる背景には、授乳の頻度、お母さんの仕事復帰や母子隔離の時間、フォーミュラ(人口乳)を足す割合や頻度、固形食の量、あげるタイミングそして進み具合などにもよりますが、母乳に含まれる栄養価が低下したりすることはありません。また、母乳の味がホルモンの関係で変わり、おっぱいを拒むお子さんも中にはいますが、いずれにしても一時的であることが多いので授乳継続は全く問題ありません。
そして、ここで強調させていただきたいのは、「授乳中に生理がくる=母乳量が低下する」とは必ずしも言えないということです。授乳期間中は、生理が妊娠前のように定期的に来る人、一時的で終わる人、そして不定期で来る人といます。いずれにしても生理が来ることによってホルモンの関係で最初の数週間は母乳の出が低下する人もいますが、再びホルモンが安定すると元の授乳量に戻る人がほとんどですので、今まで通り頻繁に授乳、そして必要があれば搾乳を続けて下さい。
🤱新生児ニキビ-baby acne
新生児ニキビ(Baby acne)は、生後間もない頃から数週間で現れることが多く、額や頬、そしてあごなどを中心にできる、赤みや白みをおびた乳児湿疹の一つです。新生児ニキビは、子宮にいる時に胎盤を通してお母さんからもらったある種のホルモンの影響で、過剰に分泌された皮脂が、肌の表面や毛穴に埋まってしまうことが原因ですので、授乳は問題なく続けられ、お母さんの食事と赤ちゃんのニキビも無関係です。
新生児ニキビは、よくアトピー性皮膚炎と間違えられることがありますが、アトピー性皮膚炎が違い繰り返しできることが多く、かゆみも伴うのに対し、新生児ニキビは、かゆみは少なく生後二〜数か月で自然に治ります。
主なケアとしては、お風呂に入れてあげる際に、ベイビー用の石鹸で体全体を洗う時に、顔もしっかりと洗った後、石鹸をきれいに洗い流し、タオルでよく拭くだけです。その際ローションやオイルなどは、症状を悪化させてしまうため、避けましょう。フォーミュラ(人工乳)で育てている場合は、赤ちゃんがミルクを飲み終わった後に、あごなどにミルクが残っているとニキビが悪化する場合があるので、きれいに拭いてあげましょう。
ちなみに母乳には抗菌作用があるため、母乳をニキビの箇所に薄く塗ってあげることには効果があります。また、赤ちゃんの爪は定期的に切り、清潔に保ちましょう。
🤱グローススパート〜Growth spurt
皆さんは「growth spurt(グローススパート)」という言葉を聞いたことがありますか? 日本語で「急成長(期)」という意味になります。これには、体だけでなく脳の成長期という意味も含まれています。グローススパートは、一般的に生後3〜4日目、7〜10日目、2〜3週目、4〜6週目、その後は3カ月、4カ月、6カ月、そして9カ月くらいに訪れ、個人差はありますが、その都度3、4日間続くと言われています。
グローススパート中は、体と脳の成長のために、普段以上にカロリーを必要とするため、赤ちゃんは頻繁におっぱいを飲みたがります。時には1時間おきに欲しがることもあります。「今まで順調に2、3時間おきに授乳していたのに、なぜ急に頻繁に飲みたがるようになったのかしら。私のおっぱいの量が足りないのかしら。それとも子供の飲み方が下手になってしまったのかしら」など、お母さんが不安になる気持ちはとてもよく分かります。でも、角度を変えると別の見方もできます。このグローススパート期の頻回授乳は、頻繁に乳腺を空にすることで母乳生産を促進し、その後の母乳育児を引き続き順調な段階へと導いてくれるものなのです。
この時期は、母乳が足りないと勘違いし、ついフォーミュラを足してしまいがちですが、それよりも、赤ちゃんが欲しがるたびに頻繁に乳首を含ませ、母乳を飲ませることを心掛けてみましょう。
🤱においの不思議
分娩後、できるだけ早く(理想的には分娩後30分以内)、直接赤ちゃんに母乳を含ませてあげることが、ベイビー・フレンドリー・ホスピタル(BFH)が実践しているユニセフ(国際児童基金)とWHO(世界保健機関)が世界的規模で定めた「母乳育児成功のための10カ条」の一つですが、それはなぜでしょう。それは、少しでも早く初乳をお子さんの口に含ませてあげたり、母乳ホルモンを上昇させて母乳生産量をアップさせていくのが主な目的なのですが、あまり知られていませんが、他にも赤ちゃん自身のにおい学習にも大いに関係しているのです。
においの習得は、他の哺乳類同様ヒトにも当てはまり、特に産後1時間以内の赤ちゃんは、におい伝達のための血中ホルモンが高いため、自分の母親が誰であるかということをにおいによって自然に認識します。生後間もなくお母さんの乳房のにおいや初乳のにおいをかぐことによって、それが母親のにおいだとインプットすることによって、母子の愛情形成や母乳育児期間の延長にも大いに繋がります。
ですので、産後1時間以内にお母さんに抱っこされ、授乳ができた赤ちゃんは、その後もお腹が空いた時は、自分からおっぱいを探したり、お母さんに抱っこされるだけで口を大きく開けて待ったりするようになります。ちなみに分娩後、香りのきついボディーローションや香水などがお母さんの皮膚に残っていると、赤ちゃんはそれらのにおいによって母親を認識するため、注意が必要です。
🤱母乳育児中のお母さんが風邪を引いてしまったら-can a mother breastfeed with cold?
母乳育児中のお母さんが風邪を引いても、母乳中に風邪のウィルスが母乳の中に入ることはないので、授乳を中断する必要はありません。
ただ、母子が密着することで、赤ちゃんに風邪が移る可能性はあります。仮に移ったとしても、母乳中には、ウィルスや病気と闘うための免疫物質が豊富に含まれているので、逆に母乳をあえて与えることで、赤ちゃんの風邪の症状も軽くて済むはずです。
風邪を引いてしまったときに、お母さんが飲む風邪薬についてもよく質問されます。アセトアミノフェン(タイレノールの主成分)や、イブプロフェン(アドビル、モートリンの主成分)は、母乳育児には差し支えないので、通常は授乳を中断する必要はありません。ただ、お母さん自身の具合が悪く、直接赤ちゃんに授乳することがあまりにも辛いようなら、無理をせず、ご自分の具合が良くなるまで、搾乳したものを、一時的な手段としてパートナーやベビーシッターにボトル授乳してもらうのも良いでしょう。
🤱Is that normal? ~母乳育児真っ最中のママさんたちの気持ちはとても複雑です。お子さんの誕生の喜びから子育ては始まりますが、それと同時に無事成長してくれているのかどうかの不安も入り交じってきます。産後の母乳育児サポートを通じて多くのお母さんたちから聞くフレーズが、「Is that normal? これは普通でしょうか?」です。
例えば、おっぱいを飲んでからすぐに寝ないのは、母乳が足りていない証拠で、ノーマルではないのでは?と思われる方が多いのですが、答えは個々のケースによりけりです。お子さんの日齢、授乳頻度、おむつ交換の頻度、日々の体重増加、夜間の睡眠時間、急成長期間中かどうか、消化器系の疾患があるかどうか、などなど様々な角度から総合的に見ることが望ましいです。
🤱Lipstick nipple shape-授乳後の乳頭がリップスティックのように3角になっている場合、赤ちゃんが浅く咥えていることが多いので、次回の授乳開始時、授乳中に乳首に痛みを感じているようでしたら、一度乳首から離してあげ、もう一度咥えてさせてあげましょう。
🤱Major signs of insufficient latch- 赤ちゃんが授乳中きちんと吸着できていないサインとして、主に挙げられるのが以下になります。
-授乳中また授乳後に乳頭痛を伴う
-赤ちゃんの唇に吸いだこができる
-上唇や下唇が中に巻き込まれている
-赤ちゃんの口が大きく開いていない
-飲み終わった後でも、お母さんの乳房が張っている
-飲み終わった後でも、赤ちゃんの機嫌が悪い
-クリック音を発している
🤱Milk bleb-白斑
授乳によって、乳首の先端が白くなり痛みを伴うことがあります。それがひどくなると、水泡になったり、乳管閉塞に発展することもあります。原因は様々ですが、授乳中のお子さんの浅いくわえ方、抱き方の問題、一回の授乳時間が長すぎることなどが挙げられます。
🤱Feeding interval 授乳間隔
授乳間隔とは授乳が始まってから次の授乳開始時までのことを言います。例えば、前々回の授乳が2pmに始まり、前回の授乳開始が4:40pmだったとしたら、授乳間隔は2時間40分だったということになります。
🤱“新型コロナウィルス感染者も母乳育児を〜WHOが奨励”
母乳育児のメリットは計り知れず、新型コロナウィルス感染者のお母さんも、基本的に授乳継続、そして母子密着するべき。また、新型コロナ活性ウィルスは母乳中には存在しないことが分かりました。
https://www.nytimes.com/reuters/2020/06/12/world/americas/12reuters-health-coronavirus-who-breastmilk.html
🤱Pumping-搾乳について:
「搾乳しても、両胸合わせてーーーーしか採れないんです。Youtubeなどの動画を見ていると、みなさん溢れるばかりに母乳が採れているので羨ましいです」こういったコメントをクライアントさんたちからよくお聞きします。
搾乳を必要とされている方々、一回の搾乳でどれくらい採れるのが良いと思いますか?答えは、お子さんが一回の飲むべき量が両胸合わせて取れていればOKです。そして必要なしに搾乳を続けていると、身体が過剰に母乳を生産したり、乳腺炎の原因になったりと弊害が生じますので気をつけましょう。
🤱母乳が新型コロナウィルスから赤ちゃんを守ってくれている理由
母乳が赤ちゃんにとって最高の栄養源であることは言うまでもありませんね。また、母乳中にはもともと様々な種類の抗体が含まれており、細菌やウィルス感染、アレルギーなどから赤ちゃんを守ってくれています。
ただそれに加えて、母乳が何故SARSやMARSの特定のウィルスらの感染治療にも貢献していたのかなどの具体的な研究は今までされてきませんでした。
ニューヨーク市を拠点とする主要な研究者の1人であるレベッカパウエルは、その時々の特定のウィルスに対してすでに抗体を持っている授乳中の女性の身体は、その抗体を母乳中にも移行させ、赤ちゃんを感染から守っていると考えています。
https://m.timesofindia.com/life-style/parenting/first-year/breastmilk-may-hold-a-potential-cure-to-fight-coronavirus-heres-why/articleshow/75492009.cms
🤱Brooklyn Birthing Centerページより〜New York Milk Bank では、この新型コロナウィルス感染下においてより多くの搾母乳の寄付を募っています。少しでも多くの生命が救われますよう。詳細はnymilkbank.orgをご覧ください。Stay safe and stay connected! ❤️✨
🤱International Lactation Consultant Association(ILCA)によるConvid-19 パンデミック中の母乳育児支援の日本語訳版です(3/18/2020)
https://ilca.org/wp-content/uploads/2020/04/ILCA-Statement-for-COVID-19_Japanese.pdf
🤱 Feeding recommendations for mothers who have no symptoms of COVID-19
新型コロナウィルスに感染していない方または無症状の方へ〜授乳の際の注意点
現在の時点で、新型コロナウイルスが母乳を介して伝染する可能性があることを示唆する臨床的証拠はありませんし、羊水や母乳のサンプルからも検出されていません。COVID-19が飛沫感染により拡散するのを防ぐことが感染対策とされています。新型コロナウィルスに感染されていない方、または無症状の方は、以下を参考にしてみてください。(from kellymom)
全ての方々:ソーシャルディスタンスを守り、手を頻繁に洗って下さい
直接授乳をしている方々:引き続き授乳を続けて下さい。もし卒乳を考えている方は、現在の緊急事態が落ち着くまで待てるか検討してみてください
搾乳をしている方々:搾乳前に必ず手をよく洗って下さい
混合授乳(母乳とフォーミュラの両方)をしている方々:母乳量が少しでも上がるようにトライして下さい
フォーミュラをあげてる方々:フォーミュラの混ぜ方やそれに伴う器具の消毒を徹底して下さい
直接授乳をしていない方(ボトルやその他の器具を使っている方々):なるべく少数の方に限定してあげてもらって下さい。
Resource: https://kellymom.com/covid19/covid-19-summary/
🤱乳腺炎 Mastitis
母乳育児中に一時的に発熱したからと言って、それだけで必ずしも乳腺炎であるとは言い切れません。ただし以下のような症状が重なっている場合は、ラクテーションコンサルタントと産婦人科医に連絡を取ってください。
✔︎乳頭損傷がある
✔︎発熱が24時間続いている
✔︎悪寒がしたりインフルエンザ様の症状がある
✔︎頻回授乳や効率のいい授乳を繰り返しても以上のような症状が24時間以上続いている
🤱母乳育児の需要と供給Feeding on demand
授乳間隔があきすぎると乳房が張りすぎてしまい、赤ちゃんが吸着しにくくなってしまいます。大人がむやみに授乳スケジュールを決めてしまわず、赤ちゃんが飲みたい時に、頻繁に飲ませてあげましょう。
🤱母乳育児のメリット Incredible breastfeeding benefits〜母乳育児はお子さんを様々な病気から守ってくれるため、特にこの時期ドクターオフィスや病院に通うチャンスも減らしてくれます。さらには、母子密着により精神的な安定感も高めてくれます。
🤱 オキシトシンの働き
皆さん、オキシトシンというホルモンはどこかで聞いたことがあるかと思います。このホルモンは母乳育児と深く関わっていて、授乳が始るとともに、このホルモンがお母さんの脳から放出されます。愛情ホルモンとも言われており、このホルモンが上昇するとともに我が子を愛おしいと思える感情が溢れ出てきます。
🤱 母乳育児で育っている赤ちゃんは母乳を通じて多くの抗体を摂取でき、様々な感染から守ってもらえます。たった1mlの母乳中に、1−5百万個もの白血球が含まれているのです。
Resource: http://www.emro.who.int/noncommunicable-diseases/campaigns/breastfeeding-advice-during-the-covid-19-outbreak.html
🤱 母乳育児継続中の水分摂取 drink to thirst
産後のお母さんの水分摂取についてよく聞かれますが、基本は喉が渇いたら、そして定期的に普通に摂っていただいたら大丈夫です。過剰な水分摂取が母乳生産量をさらに高めるといったデータはありません。
🤱 COVID-19に感染したお母さんも次の方法で母乳育児を続けることができます
⒈ マスクをしながら呼吸器系の安全を守る
⒉ 赤ちゃんに触れる前後に手をよく洗う
⒊ 定期的に表面をきれいにすることにより消毒につなげる
🤱新型コロナウィルスなどの呼吸器系感染症と母乳育児継続の重要性について
https://www.llli.org/continuing-to-nurse-your-baby-through-coronavirus-japanese/
「オムツも換えたばかり、おっぱいもさっきあげた、そして眠そうにしている感じでもないのに、うちの子どうしてぐずっているのかしら? 抱っこしようかな、でも抱きぐせがつくといけないし、、、、、一体どうしたらいいのかしら」きっとこのシチュエーションに身に覚えのあるお母さんは意外に多いと思います。
日本でもアメリカでも、抱きぐせがつくから赤ちゃんが泣いても抱きあげずに泣かせておく方がよい、と言われていた時代もありました。しかし、今では抱っこしてあげることに多くのベネフィットがあることが証明されています。
赤ちゃんは、まだお話しができないので、機嫌が悪い時などは泣くことで自分の不快な感情を人に伝えようとします。そして、親御さんはそれにその都度応えていくことで、親子の愛情が深まり、次第に信頼関係が生まれ、情緒の安定した子供へと育っていきます。
また、抱っこしてあげることにより、スキンシップがはかられ、お母さんの体内で「オキシトシン」という母乳ホルモンが上昇し、さらに母乳育児が軌道に乗ってくれることにもつながるのです。
🤱オムツ交換と母乳育児
妊娠、出産を経て、引き続きノンストップで、育児というステージが待っていますよね。その中で、皆さん赤ちゃんのオムツ交換にも毎日昼も夜も相当の時間を費やされていることと思います。
生まれたての赤ちゃんは、それほどおしっこ、うんちをしませんが、日に日にオムツ交換の回数は増えていきます。
夜間は、お母さんもお父さんも少しでも休みたい、寝たい、と思っていらっしゃると思いますが、お子さんのオムツが濡れているかどうか、頻繁に起きてチェックされている方たちも多く見受けられます。
ただ、一般的には、母乳のみで育っている赤ちゃんには、オムツかぶれが起こる割合が少ないと言われています。その一番の理由としてお母さんからもらう母乳そのものは、消化・吸収がいいということが挙げられます。
ですから、赤ちゃんが濡れたおむつに敏感になっていたり、おしっこやうんちがオムツからはみ出そうになっている時以外は、お父さん、お母さんもすぐに換えなければと焦らずに、濡れてからしばらく時間を置いても大丈夫です。
🤱帝王切開後の授乳ポジション-nursing position after C-section
帝王切開で出産された場合、特に最初の2-3週間は傷口に強い痛みを伴うことが多々あり、母乳育児がストレスに感じたり、毎回授乳タイムが来ることを恐怖に感じたりすることさえあります。そういった場合に適した授乳ポジションの一つに「フットボール抱き(脇抱き)」が挙げられます。
フットボール抱きとは、名前の通りフットボールを脇で抱えるように、お子さんを抱いて授乳する方法です。通常の横抱きや交差抱きと違い、フットボール抱きは、授乳の際に赤ちゃんがお母さんのお腹を圧迫しないため、痛みが軽減します。
その際、授乳する乳房とは反対側の手で授乳する乳房を支えて、授乳する側の手で赤ちゃんの首と体をしっかり支えます。また、赤ちゃんの体と頭がお母さんの方に向いているかどうかも確認しましょう。
そして帝王切開でも傷口の痛みがあまり気にならなかったり、また傷口の痛みが徐々に和らいできたら、交差抱きなどのポジションも試してみましょう。
🤱 Every drop counts
英語の「Every drop counts」という表現は、母乳育児でよく使われ、「母乳一滴一滴が健康に通じる薬で、価値がある」というような意味合いに相当します。特に生まれて間もない赤ちゃんには、一滴一滴の母乳を飲ませてあげることは、様々な感染症から体を守ったり、これから発育していく上でとても大切です。
ちなみに母乳一滴中には、なんと約1ミリオン(100万個)もの白血球が含まれています。そして初乳(生後間もない間に出る母乳)には成乳(初乳が出終わってからの母乳)よりもさらに多くの数の白血球が存在します。その中でもマクロファージと呼ばれる白血球の一種は、細菌やウィルスを食べてくれ、赤ちゃんの体が炎症を起こした際に、抗炎症作用を発揮してくれます。
搾乳しても数滴しか出なかったということで、せっかく搾乳した母乳を捨ててしまうお母さんたちをたまにお見かけしますが、本当にもったいないことですよね。一滴でも多くの母乳を、赤ちゃんの口に含ませてあげることが、今後の赤ちゃんの健やかな成長につながります。
👶食事中の赤ちゃんの表情- babies’ facial expressions during solid food feeding
せっかく作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれなかったり、困った表情をされたりすると、心配になったり焦ったりしてしまいがちですよね。
ある研究プロジェクトで、面白い実験が行われました(Forestell and Mennella 2007)。それぞれの赤ちゃんに、初めてあげるグリーンピースを、食べきってもらうまでか、3度拒否されるまで、毎日8日間続けてあげてもらいました。実験の8日間、最初から順調に食べきった赤ちゃんも、途中拒否していた赤ちゃんも皆同じように、眉をひそめたり、目を細めたり、鼻にしわを寄せていたそうですが、8日後にはどの赤ちゃんも初日の約3倍の量のグリーンピースを食べられるようになったそうです。
この実験からもわかるように、食事中のベイビーの表情や、一回のトライだけでは、その子が本当にその食べ物を嫌いなのかは、決められないということですね。お子さんにいろんな食品を食べてもらうようになるには、やはりご両親が焦らず、強制せず、そして長い目で見てあきらめないことが大切ですね。
🤱母乳育児中に生理がきたら?menstruation during breastfeeding
授乳継続中に思いがけず突然生理がくることはよくあります。そんな時、ほとんどのお母さんたちはさぞびっくりされることでしょう。私のところにも既存のクライアントさんたちから、「突然生理がきてしまいました。授乳が順調だと思っていたのにとてもショックです。」というようなご連絡をいただくこともたびたびあります。授乳継続期間中って、心配の連続ですよね。
授乳期間中に生理がくる背景には、授乳の頻度、お母さんの仕事復帰や母子隔離の時間、フォーミュラ(人口乳)を足す割合や頻度、固形食の量、あげるタイミングそして進み具合などにもよりますが、母乳に含まれる栄養価が低下したりすることはありません。また、母乳の味がホルモンの関係で変わり、おっぱいを拒むお子さんも中にはいますが、いずれにしても一時的であることが多いので授乳継続は全く問題ありません。
そして、ここで強調させていただきたいのは、「授乳中に生理がくる=母乳量が低下する」とは必ずしも言えないということです。授乳期間中は、生理が妊娠前のように定期的に来る人、一時的で終わる人、そして不定期で来る人といます。いずれにしても生理が来ることによってホルモンの関係で最初の数週間は母乳の出が低下する人もいますが、再びホルモンが安定すると元の授乳量に戻る人がほとんどですので、今まで通り頻繁に授乳、そして必要があれば搾乳を続けて下さい。
🤱新生児ニキビ-baby acne
新生児ニキビ(Baby acne)は、生後間もない頃から数週間で現れることが多く、額や頬、そしてあごなどを中心にできる、赤みや白みをおびた乳児湿疹の一つです。新生児ニキビは、子宮にいる時に胎盤を通してお母さんからもらったある種のホルモンの影響で、過剰に分泌された皮脂が、肌の表面や毛穴に埋まってしまうことが原因ですので、授乳は問題なく続けられ、お母さんの食事と赤ちゃんのニキビも無関係です。
新生児ニキビは、よくアトピー性皮膚炎と間違えられることがありますが、アトピー性皮膚炎が違い繰り返しできることが多く、かゆみも伴うのに対し、新生児ニキビは、かゆみは少なく生後二〜数か月で自然に治ります。
主なケアとしては、お風呂に入れてあげる際に、ベイビー用の石鹸で体全体を洗う時に、顔もしっかりと洗った後、石鹸をきれいに洗い流し、タオルでよく拭くだけです。その際ローションやオイルなどは、症状を悪化させてしまうため、避けましょう。フォーミュラ(人工乳)で育てている場合は、赤ちゃんがミルクを飲み終わった後に、あごなどにミルクが残っているとニキビが悪化する場合があるので、きれいに拭いてあげましょう。
ちなみに母乳には抗菌作用があるため、母乳をニキビの箇所に薄く塗ってあげることには効果があります。また、赤ちゃんの爪は定期的に切り、清潔に保ちましょう。
🤱グローススパート〜Growth spurt
皆さんは「growth spurt(グローススパート)」という言葉を聞いたことがありますか? 日本語で「急成長(期)」という意味になります。これには、体だけでなく脳の成長期という意味も含まれています。グローススパートは、一般的に生後3〜4日目、7〜10日目、2〜3週目、4〜6週目、その後は3カ月、4カ月、6カ月、そして9カ月くらいに訪れ、個人差はありますが、その都度3、4日間続くと言われています。
グローススパート中は、体と脳の成長のために、普段以上にカロリーを必要とするため、赤ちゃんは頻繁におっぱいを飲みたがります。時には1時間おきに欲しがることもあります。「今まで順調に2、3時間おきに授乳していたのに、なぜ急に頻繁に飲みたがるようになったのかしら。私のおっぱいの量が足りないのかしら。それとも子供の飲み方が下手になってしまったのかしら」など、お母さんが不安になる気持ちはとてもよく分かります。でも、角度を変えると別の見方もできます。このグローススパート期の頻回授乳は、頻繁に乳腺を空にすることで母乳生産を促進し、その後の母乳育児を引き続き順調な段階へと導いてくれるものなのです。
この時期は、母乳が足りないと勘違いし、ついフォーミュラを足してしまいがちですが、それよりも、赤ちゃんが欲しがるたびに頻繁に乳首を含ませ、母乳を飲ませることを心掛けてみましょう。
🤱においの不思議
分娩後、できるだけ早く(理想的には分娩後30分以内)、直接赤ちゃんに母乳を含ませてあげることが、ベイビー・フレンドリー・ホスピタル(BFH)が実践しているユニセフ(国際児童基金)とWHO(世界保健機関)が世界的規模で定めた「母乳育児成功のための10カ条」の一つですが、それはなぜでしょう。それは、少しでも早く初乳をお子さんの口に含ませてあげたり、母乳ホルモンを上昇させて母乳生産量をアップさせていくのが主な目的なのですが、あまり知られていませんが、他にも赤ちゃん自身のにおい学習にも大いに関係しているのです。
においの習得は、他の哺乳類同様ヒトにも当てはまり、特に産後1時間以内の赤ちゃんは、におい伝達のための血中ホルモンが高いため、自分の母親が誰であるかということをにおいによって自然に認識します。生後間もなくお母さんの乳房のにおいや初乳のにおいをかぐことによって、それが母親のにおいだとインプットすることによって、母子の愛情形成や母乳育児期間の延長にも大いに繋がります。
ですので、産後1時間以内にお母さんに抱っこされ、授乳ができた赤ちゃんは、その後もお腹が空いた時は、自分からおっぱいを探したり、お母さんに抱っこされるだけで口を大きく開けて待ったりするようになります。ちなみに分娩後、香りのきついボディーローションや香水などがお母さんの皮膚に残っていると、赤ちゃんはそれらのにおいによって母親を認識するため、注意が必要です。
🤱母乳育児中のお母さんが風邪を引いてしまったら-can a mother breastfeed with cold?
母乳育児中のお母さんが風邪を引いても、母乳中に風邪のウィルスが母乳の中に入ることはないので、授乳を中断する必要はありません。
ただ、母子が密着することで、赤ちゃんに風邪が移る可能性はあります。仮に移ったとしても、母乳中には、ウィルスや病気と闘うための免疫物質が豊富に含まれているので、逆に母乳をあえて与えることで、赤ちゃんの風邪の症状も軽くて済むはずです。
風邪を引いてしまったときに、お母さんが飲む風邪薬についてもよく質問されます。アセトアミノフェン(タイレノールの主成分)や、イブプロフェン(アドビル、モートリンの主成分)は、母乳育児には差し支えないので、通常は授乳を中断する必要はありません。ただ、お母さん自身の具合が悪く、直接赤ちゃんに授乳することがあまりにも辛いようなら、無理をせず、ご自分の具合が良くなるまで、搾乳したものを、一時的な手段としてパートナーやベビーシッターにボトル授乳してもらうのも良いでしょう。
🤱Is that normal? ~母乳育児真っ最中のママさんたちの気持ちはとても複雑です。お子さんの誕生の喜びから子育ては始まりますが、それと同時に無事成長してくれているのかどうかの不安も入り交じってきます。産後の母乳育児サポートを通じて多くのお母さんたちから聞くフレーズが、「Is that normal? これは普通でしょうか?」です。
例えば、おっぱいを飲んでからすぐに寝ないのは、母乳が足りていない証拠で、ノーマルではないのでは?と思われる方が多いのですが、答えは個々のケースによりけりです。お子さんの日齢、授乳頻度、おむつ交換の頻度、日々の体重増加、夜間の睡眠時間、急成長期間中かどうか、消化器系の疾患があるかどうか、などなど様々な角度から総合的に見ることが望ましいです。
🤱Lipstick nipple shape-授乳後の乳頭がリップスティックのように3角になっている場合、赤ちゃんが浅く咥えていることが多いので、次回の授乳開始時、授乳中に乳首に痛みを感じているようでしたら、一度乳首から離してあげ、もう一度咥えてさせてあげましょう。
🤱Major signs of insufficient latch- 赤ちゃんが授乳中きちんと吸着できていないサインとして、主に挙げられるのが以下になります。
-授乳中また授乳後に乳頭痛を伴う
-赤ちゃんの唇に吸いだこができる
-上唇や下唇が中に巻き込まれている
-赤ちゃんの口が大きく開いていない
-飲み終わった後でも、お母さんの乳房が張っている
-飲み終わった後でも、赤ちゃんの機嫌が悪い
-クリック音を発している
🤱Milk bleb-白斑
授乳によって、乳首の先端が白くなり痛みを伴うことがあります。それがひどくなると、水泡になったり、乳管閉塞に発展することもあります。原因は様々ですが、授乳中のお子さんの浅いくわえ方、抱き方の問題、一回の授乳時間が長すぎることなどが挙げられます。
🤱Feeding interval 授乳間隔
授乳間隔とは授乳が始まってから次の授乳開始時までのことを言います。例えば、前々回の授乳が2pmに始まり、前回の授乳開始が4:40pmだったとしたら、授乳間隔は2時間40分だったということになります。
🤱“新型コロナウィルス感染者も母乳育児を〜WHOが奨励”
母乳育児のメリットは計り知れず、新型コロナウィルス感染者のお母さんも、基本的に授乳継続、そして母子密着するべき。また、新型コロナ活性ウィルスは母乳中には存在しないことが分かりました。
https://www.nytimes.com/reuters/2020/06/12/world/americas/12reuters-health-coronavirus-who-breastmilk.html
🤱Pumping-搾乳について:
「搾乳しても、両胸合わせてーーーーしか採れないんです。Youtubeなどの動画を見ていると、みなさん溢れるばかりに母乳が採れているので羨ましいです」こういったコメントをクライアントさんたちからよくお聞きします。
搾乳を必要とされている方々、一回の搾乳でどれくらい採れるのが良いと思いますか?答えは、お子さんが一回の飲むべき量が両胸合わせて取れていればOKです。そして必要なしに搾乳を続けていると、身体が過剰に母乳を生産したり、乳腺炎の原因になったりと弊害が生じますので気をつけましょう。
🤱母乳が新型コロナウィルスから赤ちゃんを守ってくれている理由
母乳が赤ちゃんにとって最高の栄養源であることは言うまでもありませんね。また、母乳中にはもともと様々な種類の抗体が含まれており、細菌やウィルス感染、アレルギーなどから赤ちゃんを守ってくれています。
ただそれに加えて、母乳が何故SARSやMARSの特定のウィルスらの感染治療にも貢献していたのかなどの具体的な研究は今までされてきませんでした。
ニューヨーク市を拠点とする主要な研究者の1人であるレベッカパウエルは、その時々の特定のウィルスに対してすでに抗体を持っている授乳中の女性の身体は、その抗体を母乳中にも移行させ、赤ちゃんを感染から守っていると考えています。
https://m.timesofindia.com/life-style/parenting/first-year/breastmilk-may-hold-a-potential-cure-to-fight-coronavirus-heres-why/articleshow/75492009.cms
🤱Brooklyn Birthing Centerページより〜New York Milk Bank では、この新型コロナウィルス感染下においてより多くの搾母乳の寄付を募っています。少しでも多くの生命が救われますよう。詳細はnymilkbank.orgをご覧ください。Stay safe and stay connected! ❤️✨
🤱International Lactation Consultant Association(ILCA)によるConvid-19 パンデミック中の母乳育児支援の日本語訳版です(3/18/2020)
https://ilca.org/wp-content/uploads/2020/04/ILCA-Statement-for-COVID-19_Japanese.pdf
🤱 Feeding recommendations for mothers who have no symptoms of COVID-19
新型コロナウィルスに感染していない方または無症状の方へ〜授乳の際の注意点
現在の時点で、新型コロナウイルスが母乳を介して伝染する可能性があることを示唆する臨床的証拠はありませんし、羊水や母乳のサンプルからも検出されていません。COVID-19が飛沫感染により拡散するのを防ぐことが感染対策とされています。新型コロナウィルスに感染されていない方、または無症状の方は、以下を参考にしてみてください。(from kellymom)
全ての方々:ソーシャルディスタンスを守り、手を頻繁に洗って下さい
直接授乳をしている方々:引き続き授乳を続けて下さい。もし卒乳を考えている方は、現在の緊急事態が落ち着くまで待てるか検討してみてください
搾乳をしている方々:搾乳前に必ず手をよく洗って下さい
混合授乳(母乳とフォーミュラの両方)をしている方々:母乳量が少しでも上がるようにトライして下さい
フォーミュラをあげてる方々:フォーミュラの混ぜ方やそれに伴う器具の消毒を徹底して下さい
直接授乳をしていない方(ボトルやその他の器具を使っている方々):なるべく少数の方に限定してあげてもらって下さい。
Resource: https://kellymom.com/covid19/covid-19-summary/
🤱乳腺炎 Mastitis
母乳育児中に一時的に発熱したからと言って、それだけで必ずしも乳腺炎であるとは言い切れません。ただし以下のような症状が重なっている場合は、ラクテーションコンサルタントと産婦人科医に連絡を取ってください。
✔︎乳頭損傷がある
✔︎発熱が24時間続いている
✔︎悪寒がしたりインフルエンザ様の症状がある
✔︎頻回授乳や効率のいい授乳を繰り返しても以上のような症状が24時間以上続いている
🤱母乳育児の需要と供給Feeding on demand
授乳間隔があきすぎると乳房が張りすぎてしまい、赤ちゃんが吸着しにくくなってしまいます。大人がむやみに授乳スケジュールを決めてしまわず、赤ちゃんが飲みたい時に、頻繁に飲ませてあげましょう。
🤱母乳育児のメリット Incredible breastfeeding benefits〜母乳育児はお子さんを様々な病気から守ってくれるため、特にこの時期ドクターオフィスや病院に通うチャンスも減らしてくれます。さらには、母子密着により精神的な安定感も高めてくれます。
🤱 オキシトシンの働き
皆さん、オキシトシンというホルモンはどこかで聞いたことがあるかと思います。このホルモンは母乳育児と深く関わっていて、授乳が始るとともに、このホルモンがお母さんの脳から放出されます。愛情ホルモンとも言われており、このホルモンが上昇するとともに我が子を愛おしいと思える感情が溢れ出てきます。
🤱 母乳育児で育っている赤ちゃんは母乳を通じて多くの抗体を摂取でき、様々な感染から守ってもらえます。たった1mlの母乳中に、1−5百万個もの白血球が含まれているのです。
Resource: http://www.emro.who.int/noncommunicable-diseases/campaigns/breastfeeding-advice-during-the-covid-19-outbreak.html
🤱 母乳育児継続中の水分摂取 drink to thirst
産後のお母さんの水分摂取についてよく聞かれますが、基本は喉が渇いたら、そして定期的に普通に摂っていただいたら大丈夫です。過剰な水分摂取が母乳生産量をさらに高めるといったデータはありません。
🤱 COVID-19に感染したお母さんも次の方法で母乳育児を続けることができます
⒈ マスクをしながら呼吸器系の安全を守る
⒉ 赤ちゃんに触れる前後に手をよく洗う
⒊ 定期的に表面をきれいにすることにより消毒につなげる
🤱新型コロナウィルスなどの呼吸器系感染症と母乳育児継続の重要性について
https://www.llli.org/continuing-to-nurse-your-baby-through-coronavirus-japanese/